でちこの病覚え書き

2012年夏、乳がん発見!術前治療にヘトヘトになりながらも、元気になってきた現在のアレコレ

スポンサーサイト 

 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

category: スポンサー広告

tb: --   cm: --

△top

あの時もっと言って欲しかった 

 


それは私が化学療法が終わって、次は手術だー!と言ってる頃だった。
友達の知人が健康診断の胃のバリウム検査でひっかかり
その後精査、胃がんの診断を受けて胃の全摘手術をした。
術後、その人は医師から術後の化学療法を強く勧められていたが
「化学療法はつらそうだからやりたくない」という気持ちが強く
通院も間遠になってしまっていた。
友人は治療の継続を勧め、最低でも定期的な診察は行くようにと助言していたが
結局自分に都合の良い情報だけを取り入れてしまっていて、
そういう時の周囲のアドバイスは、本人の耳には全く入らなかったようだ。

そして半年後。

突然の腸閉塞の症状。
腸管・腹膜への転移。緊急入院そして手術。
転移巣からの圧迫で保存的には症状が改善しないということで
人工肛門を作ることになる。
慣れない人工肛門のセルフケア。
この時に再度医師から化学療法を勧められる。
TS-1とシスプラチンの併用だった。
転移→腸閉塞からの体調不良もあって、初めて化学療法を行うことになった。
この治療が、本人が思っていたよりもずっと辛くないものだった。
「これだったら、術後にやればよかった」と本人が友人にぽつりと言った。
当時、友人の助言に耳も貸さなかったのに
「あの時もっと強く勧めてくれればよかったのに」と言われたそうだ。

本人もつらくて、つい出てしまった言葉なのだろう。
でも友人は非常に強い無力感に襲われた。そして腹も立った。
腹も立ったけど、本人を責めても仕方がない。

その人は数ヶ月後に亡くなったそうである。

治療するしないを決めるのは、本人だ。
だから治療をしないと決めて、後悔しない人も多くいるのだろうけれど
治療をしないと決めても「やっぱりすればよかった」という人も
相当数いるのではないかと思う。
「あの時やっていればよかった」という人が実際にいるんだということも
治療の選択をする際には知ってもらいたい。
後悔しても取り戻せない時間があるのだということを。
自分の決定を、他人に責任転嫁してしまう人がいることを。
そして「あの時もっと言って欲しかった」と言われた人が
その後ずっと、どんなに悲しい思いをするかということも。


にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ
にほんブログ村
ご訪問くださりいつもありがとうございます(´∀`)ノシ
関連記事
スポンサーサイト

category: 未分類

△top

コメント

 

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

# |  | 2015/04/14 08:54 | edit

鍵コメCさん♪

こんにちはー。
ケモノたちの治療方針は飼い主が決めるので悩みますよね。
どうするのがいいのか・・・という思いがいつもつきまといます。
人間の場合は、自分自身のことは自分が決めることができるということが
やっぱり違いますね。
もちろんいつだって治療はこれでいいの〜なんて思うこともありますが
自分の意思決定が尊重されます。
悩んで迷っても相談できる場所があるということが大事かなと思っています。

でっち #kpjYxc8I | URL | 2015/04/15 21:37 | edit

△top

コメントの投稿

 

Secret

△top

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。