でちこの病覚え書き

2012年夏、乳がん発見!術前治療にヘトヘトになりながらも、元気になってきた現在のアレコレ

更年期のホルモンについて勉強してみた 

 

さー、今日は病気ではない人も、女性であればいずれ関係するお話!

ちょっと前に、女性ホルモン値測ったことを書いた。
その後年上の「閉経した」と思っていた友達が(乳がんではない)、
健康診断でホルモン値もチェックしたようで、
「完全に閉経しているわけではないので、妊娠に注意」とかコメントがあってビックリしたよ!というので
自分の状況も含めて、更年期におけるホルモン値の変動について、勉強してみた(完全に付け焼き刃)。


文献によると(以下引用)。


卵巣からのエストロン(E1),エストラディオール(E2)の分泌は20~30歳代でピーク を示し,以後緩やかに漸減し,閉経の時期に一致し,急激に減少する.E1と E2の変化を 比較してみると,E1の低下は E2ほど,急激でない.これは閉経後,脂肪組織,副腎,卵 巣間質からのアンドロステンダイオンが芳香化により,主に脂肪組織において,E1へと 転換されるためである.したがって,閉経前のエストロゲンは E2が主であるが,閉経後 は E1が中心となる.

このアンドロステンダイオンの芳香化に着目したのが、AIってことね。
 つまり閉経前に見るエストロゲンとしては、E2がメインになるのですな。


一方, エストロゲンの低下に伴い,下垂体ゴナドトロピンである Lu-teining hormone(LH)と follicular stimulating hormone(FSH)は上昇し始めるが, FSHの上昇がLHよりも顕著である (図E-9-5)-1)

血液検査で分かること
血中 E2濃度が低値で下垂体ゴナドトロピンの FSH 濃度が高値の場合にこの病態を考えるべきである.更年期を明確に診断する基準値はないが,1年以上無月経で,E2が10pg"mL 以下,FSH が常 に30mIU"mL 以上を示す場合,閉経と診断される.
スライド1
       (若槻 明彦, 婦人科疾患の診断・治療・管理9, 日産婦誌61巻7号,2009)

*FSH:卵胞刺激ホルモン。脳下垂体から分泌される。エストロゲンの産生に関わる。
    検査の基準値は月経周期によって異なる。閉経後は高値になる。
*E2:エストラジオール。エストロゲンの成分のうちの1つ。
    卵胞の発育状態を確認する為に有効な指標となる。


つまり、でっちのホルモン値、

FSH:21
E2:119.1

これは、年齢相当ではあるものの、閉経には至っていないってことですな。


更年期症状でみんなを悩ます、ホットフラッシュ(ほてり、のぼせ)。
これは自律神経失調症状の1つ。ここらへんは皆さんも既にご存知かと。
発症機序には諸説あるようで。
カテコールアミンが関与しているとか
カルシトニンが関与してるとか
そこらへんは、よく分かりませんが、どっちにしてもエストロゲンが低下することで生じる。
LH-RHアゴニスト、いわゆるリュープリンたちは性腺刺激ホルモンをコントロールして
卵巣が働かないようにさせているので、エストロゲン濃度は低下するのです。

んで、エストロゲン(E1,E2)がすぐに0になるわけではないので
低下しているとはいえ出ているエストロゲンに対して、「働いたらダメ、絶対!」という役回りをしてるのが
タモキシフェンということですな。
エストロゲンが、エストロゲン受容体にくっつくぞーー!とやってくる前に
タモキシフェンがエストロゲン受容体にくっついて、エストロゲンが働かないようにしておられる。
うん、えらい。

だからまだ若くて、卵巣機能プリップリな状態の人にはLH-RHアゴニストを使うし
そろそろ閉経近いんでない?という人は使わなくてもよい。
ワシのように化学療法でけっこう卵巣もたたいて無月経になった場合も
ホルモン値測って、セーリが戻らなければ使わなくてもよい。
逆に化学療法で無月経だったけど、あれ?セーリかしら?って場合は
リュープリンはした方が、タモキシフェンが効果的に働くってこと。

更年期になると、不定愁訴が多くなって
精神症状を訴える人も多い。これは事実。
この辺のエストロゲンとの関わりは、ドーパミンとかセロトニンとかノルアドレナリンとか
神経伝達物質の話になって、もーややこしくなるので、今日は割愛。

でもエストロゲンと精神疾患(更年期関係なく)っていうのは割と関係が深いのです。
そういうことが「起きることがある」と知っているのと、知らないのでは
対応が全く変わってくる場合があるので、「エストロゲンと精神症状は関連がありそうだ」と
何となく記憶の片隅にしまっておくのは、よいのではないかなーと思ってマス。

クッパーマン更年期indexってのがあって、11症状を4段階でそれぞれ評価することによって
重症度から更年期指数を求めるらしい。
スライド2

これで治療の中で症状が変化していくかを評価する。
*チェックしただけで指数が出るわけではなく、factorの重みづけなどの計算式があるのです。

でもこんなのあるんだって思うとおもしろいでしょ?

ホルモンっていうのは個体内の調整をしているだけでなく
個体が増殖する時に作用するので、次世代にも影響するものなんです。
報道的にはすっかり下火になっちゃったけど、環境ホルモンって言葉もありましたね。
環境ホルモンが生物に与える影響は測りしれないです。(これについては後日)


だはー、今日はマジメにちゃんと情報記事書いてみた。


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category: エストロゲン関係

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コメント

 

でっちさん、おひさしぶりです!
前にもコメントしようか迷ったのですが・・・
タモキシフェンを飲みながらだと、正確な数値が出ないと主治医に言われたんですけど、
飲みながらでも測定出来るという医師もいますが、なぜかは説明して貰えませんでした。
うちの主治医曰く・・・・

◎閉経の状態
E2(エストラジオール)の値が充分に低く、
下垂体からの卵胞刺激ホルモンFSH、黄体形成ホルモンLHが高くでる。

◎タモキシフェンを服用中
エストロゲンが増えているように下垂体が感じるので、FSHやLHが下がる。
閉経か調べる場合、服用を中止しタモキシフェンの影響がなくなる2~3か月後に採血をする。

とのことでした。婦人科でも今測定しても意味がないと言われました。
タモキシフェンを飲みながらだと、「閉経していない」ということになるんですよね。。。。

キオ #NNZ72WTo | URL | 2014/04/15 18:06 | edit

キオさん♪

こんにちは。
今日の記事はまぁ、一般的な更年期におこるホルモンの変化とはなんぞや?ということと、そんな変化中にホルモン療法がどんな風に作用するのか?がテーマ。
ワタクシの理解がカメのように遅いので、
勉強してかみくだいたことをメモするのが目的であります (`・д・´)ゝ
だからタモキシフェンを内服中におけるホルモン測定値が、正確かどうかということには触れていませんでした。
まぁ、ホルモン値を調べたとてリュープリンが追加になるわけでもないし、
セーリも戻ってくる気配もないから、この間調べたのは「AI!AI!」という私を
落ち着かせるためだったのであろうと思いまする。
タモキシフェンによる乳癌患者の臨床的閉経と内分泌学的閉経との間の不一致については
少し前の論文なんかもあったので、よくある現象なのでしょうね。

でっち #kpjYxc8I | URL | 2014/04/15 18:53 | edit

でっちさん、こんばんは♪
ホルモン治療の副作用にばかり目がいく中で「はっ!!」としましたよ~
わたしは5年前に諸々精神的打撃でいきなり閉経したんですが、打撃にまみれてたんで更年期障害はゼロ。脳みそもそれどころじゃなかったんでしょうなぁ(笑)
で、今回のホルモン治療でこの表にある症状いっぱいでて、更年期障害というより、副作用だと思うから頭が不安でいっぱいに。でも読ませていただいて
「遅れてやってきた更年期障害」なのかあ~゜゜(´O`)°゜って妙な安心を得ましたよ♪
それなら身体も段々落ち着くなあ、と。
閉経後と閉経前のホルモン治療に対する思いは、おなじ病気でも全然違うだろうと思います。早く、ホルモン枯渇させなくても悪い細胞だけやっつけてくれる薬が開発されたらいいね~。
それから、IPS細胞でリンパ管と睫毛を再生してほしいっす。
でっちさん、いい記事いつもありがとう。

追記
ワシに告知したおっさん先生は自然閉経後も薬剤で閉経後も卵巣機能自体は5年はなんやかやで働く。それから段々身体が要求するエストロゲン値が低下していくと、生成ルートを副腎やら脂肪でアロマターゼからアンドロゲン転化生成する方向に移行するんじゃ
だから、いまだってちこっと卵巣は働いとる、と告知の際に言ってた。
まあ、その「ちこっと」も抗がん剤で「ちっ」もなくなったかなあ、と思っています。おまけにフェマーラ。
いきなりルート転換させられた身体はさぞかしたまげただろうと、今、ほんとに納得です。

リセット #mQop/nM. | URL | 2014/04/15 23:05 | edit

リセットさん♪

こばわー。ホルモンって自分の身体を支配しているのに
やつらのことあんまりちゃんと知らないなぁとちょっと学習してみました。
思春期以降の身体の変動とか、精神の変動とか、いろいろやってるのにねぇ。
きっとリセットさんがおっしゃる通り、更年期をやり直してるのかもですね。
だってお薬でホルモンを動かしいるんだもの、バランスは崩れますよう。
ホルモン療法をしているワシらにしてみれば、薬のせいだと思いたくなることもあるけど
自然に更年期を迎えても、更年期障害に悩む人もたくさんいるのですものね。
きーーー更年期!と味わうことも、女性としての特性なのかなー?
でもこんなめんどくさい記事でも喜んでもらえてよかったー。

でっち #kpjYxc8I | URL | 2014/04/15 23:54 | edit

こんにちは♪

ブログ更新はしていないけど、でっちさんのブログは拝見しているよ~♪
治療が違うからさぁ、なんてコメントしていいか分からなくてのぉ。

この記事見て、速攻血液検査データ見たさ!
E2:30前後
FSH:F00 ベッシサンショウ
って書いてあった!

F00って測定不能ってことなのかと勝手に解釈していたんだけど、来週の診察時に聞いてみようかな。
ホトフラがひどいので、女神散って漢方薬も追加してもらうつもり。

紅しょうがMILD #- | URL | 2014/04/16 16:39 | edit

紅しょうがちゃん♪

わぁ、見てくれてたんね、ありがとー。
ホルモンの値なんて常に変動しているものなんだけどねぇ。
月経周期の中でもいろいろ変動してるものね。
でも低め安定とか高め安定とか、判断基準があるのね。
紅しょうがちゃんは、いつ調べた〜?ノルバ始める前だったのかな。

紅しょうがちゃんはホトフラで悩まされてるのか、つらいね〜。
だんだん気温も上がってきてるから、やっぱあちーー!と思う時間が増えている。
ワシ一時期よりマシ。消えてはないけどね、暑いは暑いんだけど。
紅しょうがちゃん漢方飲んでなかった?今の漢方イマイチ効いてないのかな。
今度の漢方が効いてくれますように。
女神散って名前がステキング。女神さまぁ!整えておくれー!

でっち #kpjYxc8I | URL | 2014/04/16 20:56 | edit

うひゃー間違ってた!

FSHとE2をいつ頃から調べているのか、再度データを見てみたら、間違ってたよ。(´・ω・`)

初めて調べているのは、飲み始める前。
ノルバを初めて処方してもらった日で、今は
FSH:76 → 32.1
E2:F00(アンナイサンショウ)
と半分に減っておりましたわ。

漢方も飲んでるよ。
加味逍遥散ってやつ。
不眠、肩こりには効いたみたいなんだけどねぇ。
ホトフラにはあんまり・・・(´・ω・`)
電車で汗ダラダラが一番やっかいなのだわ。

紅しょうがMILD #- | URL | 2014/04/17 21:34 | edit

紅しょうがちゃん♪

不眠、肩こりには効いたんだね。
ホトフラ対策もなにかうまいこと見つかるといいね。
やっぱ電車がけっこうくる?ワシも電車でどばーーっと出てくるよ。

でっち #- | URL | 2014/04/20 20:39 | edit

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