でちこの病覚え書き

2012年夏、乳がん発見!術前治療にヘトヘトになりながらも、元気になってきた現在のアレコレ

エストロゲンが減ると一緒に減るものがある 

 

ホルモン療法やってるからだけではなく
個人的にホルモンにとても興味があるので
ホルモン関係の話が多くなっちゃう。

更年期とは閉経周辺期とも呼ばれ、閉経後と区別している。
更年期には卵巣機能が低下していくことに伴い、卵巣からのエストロゲン分泌が低下し
自律神経失調症の症状と社会心理的要因と共に様々な症状を呈する。

典型的な症状は、hot flush、発汗、冷え症などの血管運動神経症状。
他にも、肩こり、関節痛などの運動器官系障害。
不眠・めまい・抑うつ・疲れやすい、意欲低下・頭痛などの精神神経障害。
食欲不振、下痢のような消化器症状などなど多岐に渡る。

精神神経障害の中でも、抑うつは更年期女性の40%に認められるという。
閉経周辺期では、女性のうつ病発症率は著明に増加し閉経後は次第に減少することが知られている。

40%って( ̄□ ̄;)!
(これは「乳がん罹患女性の中の」ではなく、全更年期女性です)

とはいえ、更年期障害に含まれる「更年期のうつ状態」なのか
この時期に発症した「本物のうつ病」なのかという鑑別が
お医者さん的には必要。治療が違ってくるから。
でも、とっても鑑別が難しいんですって。

とにかく更年期ってのはうつ状態になりやすく、うつ病にもかかりやすいようだ。
そして以前から、うつ病ってのは女性の方が男性よりもなりやすいといわれている。

なぜか?

やはりそこにはエストロゲンが大きく関わっているということに尽きる。
エストロゲンが低下して生じる不調なら、エストロゲン補充しましょーというのが
ホルモン補充療法。
今や内服薬だけではなく皮膚パッチなんかもあったりしちゃう。
ホルモン陽性乳がんの治療中でなければ、これも治療法として選択肢のひとつになりますが
なんたって「エストロゲン、ダメ、絶対!」的な治療をしている身には禁忌っす。

エストロゲンの変動に伴う抑うつは
・更年期
・PMS(月経前症候群)
・妊娠、出産期
という3つの好発時期があるというんだから、女性は大変だぁ。

一方、この閉経周辺期にエストロゲン分泌が低下する時に
脳内の神経伝達物質であるセロトニン(5-HT)が一緒に減ってしまう。
エストロゲンは脳内でセロトニンやノルアドレナリンが代謝されるのを抑え、
その合成を促す働きをする。
そのためにエストロゲンの分泌が減少すると、セロトニン、ノルアドレナリンが不足し
抑うつを呈するようだ。

そこで登場するのがSSRIやSNRIなどの抗うつ薬。
セロトニンたちの活性をあげようということですな。
減っちゃったんだから増やしてやろうぜ!って戦略。
何はともあれ、大変になった時はお薬の力を借りることが
有効な改善方法であるならば、恐れず使うのがよい!と思う。


しかし!こんな記述があったよ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
女性の更年期のうつ病には男性にはない特徴的な状況があり,その特徴を診察室で早く
医療者が感じることが早期の診断につながる.その基盤には「べき思考」があり,また比
較的簡単に「罪業妄想」をいだき,家人から責められても自分を卑下し,がんばり続ける
姿がある.慢性化,重症化するまで受診しないという傾向もみられる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(水沼ら、日産婦誌61巻 9 号、2009)

ああ〜、なんかこんな風にがんばっちゃってる人、多いような気がする。
(自分は全くこういうタイプではありません、なまけものタイプ)

そしてそして、精神神経症状にも漢方薬も効果があるよう。
自分に合うものを見つけることが出来ればいいですよね。


「しかし,更年期女性のうつ病においては心理的な要因を抱えている比率が高く,薬物療法よりもむしろ,
時間をかけた医療面接や傾聴を基盤としたカウンセリングによる現状の認知と価値観の再考が重要である.」

ということからも、自分のことを後回しにしてきた分、自分の話を聞いてもらうこと
自分の話をすることも考えを整理するのに有効なのだなと感じる。
だからいろんな人に自分のことを話すことで、抑うつを回避出来ることもあるのかもしれないですね。
遠慮せずに、話題ドロボウになるくらい話すってのも、時にはいいのかもよ(。-w-)

現状の認知と価値観の再考…なんて病気を機にがばーーっとされたわぁってのは
私の個人的な体験だけど、体に合わせて、思考も変化させていく柔軟性も大事なのかなーと思います。



以下は参考までに。表2は更年期障害じゃなくて、うつ病です。慌ててあてはめないでね。
utu
(日産婦誌61巻 9 号)

なんか、ごちゃごちゃした話ですな。すみません。

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category: エストロゲン関係

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脇のヘンテコ感 

 

全摘+腋窩リンパ節郭清から早一年経過。

一年前退院した後から、何だか出現しはじめた
腋窩の挟まり感。(→手術後の感覚の変化

現在も腋窩の変な感覚が続く。
何かが挟まってるような、
何かがたまっているような、
邪魔な何かがあたるような、
一言で「何かが挟まった感じ」というのとは
なんかちょっと違うような、
とにかくヘンテコな感覚は一年経った今も
依然として居座ったまま。

んで、具体的にはどうかっていうと
上腕の内側部も腋窩も、皮膚表面の知覚はある。
知覚の面からよくよく考えてみると
この違和感は、知覚のない部分と関係しているようだ。

スライド1_2

図のように、知覚がはっきりしない部分は皮下全摘部分(特に上部)と
腋窩よりも少し下の体側部分。胸から体側部にかけて。

特に体側部の知覚は、中途半端に鈍くて
全く知覚がないわけではなくて、触っているのも分かるのだけれど
ぼんやりしたこの感覚のために「違和感」としての自覚が強いように思う。

私は皮下全摘だけど、残している皮膚の部分でも知覚がないんですよねー。
この違和感はあっても運動機能にはなんの支障もありませぬ。
ちなみに、傷は胸の部分だけ。
そこから全部取ったり入れたりしましたー。

ところでところで、

術側に傷を作る→リンパ浮腫になったら困る!ってなわけで
ちょっとした傷にもお薬塗り塗りしているんだけど
今まではリンデロンVGがまぁいいんじゃない?と思ってた。
とりあえず消炎して、抗菌作用もある。処方薬なんだけど。
それが、市販薬ですんごく効果的なお薬を見つけちゃった。
それが、テラ・コートリル
動物に噛まれても、流水でよくあらってこれをちょちょっと塗っておけば
翌日も腫れることなし!という。
そりゃ、噛まれないってことが大事なんだけど、不慮の事故なのぅ(´・ω・`)猫ではない
ドラッグストアでも買えるので、常備薬にいいと思います。

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category: 術後の体調

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更年期のホルモンについて勉強してみた 

 

さー、今日は病気ではない人も、女性であればいずれ関係するお話!

ちょっと前に、女性ホルモン値測ったことを書いた。
その後年上の「閉経した」と思っていた友達が(乳がんではない)、
健康診断でホルモン値もチェックしたようで、
「完全に閉経しているわけではないので、妊娠に注意」とかコメントがあってビックリしたよ!というので
自分の状況も含めて、更年期におけるホルモン値の変動について、勉強してみた(完全に付け焼き刃)。


文献によると(以下引用)。


卵巣からのエストロン(E1),エストラディオール(E2)の分泌は20~30歳代でピーク を示し,以後緩やかに漸減し,閉経の時期に一致し,急激に減少する.E1と E2の変化を 比較してみると,E1の低下は E2ほど,急激でない.これは閉経後,脂肪組織,副腎,卵 巣間質からのアンドロステンダイオンが芳香化により,主に脂肪組織において,E1へと 転換されるためである.したがって,閉経前のエストロゲンは E2が主であるが,閉経後 は E1が中心となる.

このアンドロステンダイオンの芳香化に着目したのが、AIってことね。
 つまり閉経前に見るエストロゲンとしては、E2がメインになるのですな。


一方, エストロゲンの低下に伴い,下垂体ゴナドトロピンである Lu-teining hormone(LH)と follicular stimulating hormone(FSH)は上昇し始めるが, FSHの上昇がLHよりも顕著である (図E-9-5)-1)

血液検査で分かること
血中 E2濃度が低値で下垂体ゴナドトロピンの FSH 濃度が高値の場合にこの病態を考えるべきである.更年期を明確に診断する基準値はないが,1年以上無月経で,E2が10pg"mL 以下,FSH が常 に30mIU"mL 以上を示す場合,閉経と診断される.
スライド1
       (若槻 明彦, 婦人科疾患の診断・治療・管理9, 日産婦誌61巻7号,2009)

*FSH:卵胞刺激ホルモン。脳下垂体から分泌される。エストロゲンの産生に関わる。
    検査の基準値は月経周期によって異なる。閉経後は高値になる。
*E2:エストラジオール。エストロゲンの成分のうちの1つ。
    卵胞の発育状態を確認する為に有効な指標となる。


つまり、でっちのホルモン値、

FSH:21
E2:119.1

これは、年齢相当ではあるものの、閉経には至っていないってことですな。


更年期症状でみんなを悩ます、ホットフラッシュ(ほてり、のぼせ)。
これは自律神経失調症状の1つ。ここらへんは皆さんも既にご存知かと。
発症機序には諸説あるようで。
カテコールアミンが関与しているとか
カルシトニンが関与してるとか
そこらへんは、よく分かりませんが、どっちにしてもエストロゲンが低下することで生じる。
LH-RHアゴニスト、いわゆるリュープリンたちは性腺刺激ホルモンをコントロールして
卵巣が働かないようにさせているので、エストロゲン濃度は低下するのです。

んで、エストロゲン(E1,E2)がすぐに0になるわけではないので
低下しているとはいえ出ているエストロゲンに対して、「働いたらダメ、絶対!」という役回りをしてるのが
タモキシフェンということですな。
エストロゲンが、エストロゲン受容体にくっつくぞーー!とやってくる前に
タモキシフェンがエストロゲン受容体にくっついて、エストロゲンが働かないようにしておられる。
うん、えらい。

だからまだ若くて、卵巣機能プリップリな状態の人にはLH-RHアゴニストを使うし
そろそろ閉経近いんでない?という人は使わなくてもよい。
ワシのように化学療法でけっこう卵巣もたたいて無月経になった場合も
ホルモン値測って、セーリが戻らなければ使わなくてもよい。
逆に化学療法で無月経だったけど、あれ?セーリかしら?って場合は
リュープリンはした方が、タモキシフェンが効果的に働くってこと。

更年期になると、不定愁訴が多くなって
精神症状を訴える人も多い。これは事実。
この辺のエストロゲンとの関わりは、ドーパミンとかセロトニンとかノルアドレナリンとか
神経伝達物質の話になって、もーややこしくなるので、今日は割愛。

でもエストロゲンと精神疾患(更年期関係なく)っていうのは割と関係が深いのです。
そういうことが「起きることがある」と知っているのと、知らないのでは
対応が全く変わってくる場合があるので、「エストロゲンと精神症状は関連がありそうだ」と
何となく記憶の片隅にしまっておくのは、よいのではないかなーと思ってマス。

クッパーマン更年期indexってのがあって、11症状を4段階でそれぞれ評価することによって
重症度から更年期指数を求めるらしい。
スライド2

これで治療の中で症状が変化していくかを評価する。
*チェックしただけで指数が出るわけではなく、factorの重みづけなどの計算式があるのです。

でもこんなのあるんだって思うとおもしろいでしょ?

ホルモンっていうのは個体内の調整をしているだけでなく
個体が増殖する時に作用するので、次世代にも影響するものなんです。
報道的にはすっかり下火になっちゃったけど、環境ホルモンって言葉もありましたね。
環境ホルモンが生物に与える影響は測りしれないです。(これについては後日)


だはー、今日はマジメにちゃんと情報記事書いてみた。


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category: エストロゲン関係

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お肌と髪の毛 

 



ネ、ネタがねえ!
つまり体調に大きな変化がないという喜ばしい状況。
困っているちっさなことと言えば
季節なのか、こっちの状態によるものなのか
そこははっきりしないんだけど

かっさかさに乾燥している!

ということです(´・ω・`)

思い返せば、化学療法中にお肌の状態だけは悪くなかった。
もちろんシミが濃くなってる!とかそういうことはあった。
毛がなくなってたからというのもあるかもしれない。
あとはステロイドを定期的にドカンドカンと使っていたのもあるかもしれない。

でも1年前の方がお肌ツルツルしてたわー!

今や砂漠。
保湿すればした分だけ吸い込んでいく。
そしてちょっとの時間で、また乾き始めるヾ(`Д´)ノ
んもー!化粧品は変えたくないな〜、面倒くさい。

ホルモン療法も影響してるのかしらね?
(なんでもタモキシフェンのせいにしてかわいそうなタモキシフェン)

とはいえ、ヘトヘトになって帰って来て急激に眠くなり
化粧も落とさず寝てしまうこともしばしばあるので
ただひとえに、怠慢な自分のせいかもしれぬ。

そんな私のお気に入りお手入れグッズのベースは
エバメールのゲルクリーム。
これが数年前突然、web販売をやめた。しかし電話での注文は受けつけるという矛盾。
しばらくamazonなんかで無理やり買ってたけど、ついに入手しにくくなり
仕方なく電話してみた。そしたら、昔の顧客名簿を遡り登録情報を変更したいらしく
めっちゃめんどくさかった。なんでかっていうと、私が以前の住所も電話番号も
すっかり忘れていて、電話口でとっさに出てこなかったから。
それにクレジットカード決済にしたら、向こうが有効期限を聞き間違えて
決済できないと翌日留守電の嵐。
それでもちゃんと翌日届いたからいいけどね。

いや、これもどうでもいい話ですね、すみません(´・ω・`)

そして化学療法後伸びてきた髪。
1年経って、頭頂部の髪は16cmくらいになった。
前髪もうっとーしーなと思う程度に伸びた。
頭のてっぺんが一番短い部分だったはずなんだけど
ここの伸び、思ったよりもおせーな!という場所がある。
サイドの部分。
耳の前の、もみあげ周辺。
そうすると、まだ短めの上ともみあげに合わせるので
全体的な長さとしては、ショートヘアをキープ。
洗うのも楽だからそれはそれでいいのです。
で、でも、ショートを生かすためには

痩せなければ(; ・`д・´)!

丸い体型でショートっていうのは、ただのおばちゃんヘアで
なんだかごまかしがきかないっ。

うえーーん

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category: 発毛関係

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なんだったんだ 

 

1週間前の受診後に気になった健側(右)のしこり感。

見つけて3〜4日は、押すと痛い状態だったんだけど

一昨日くらいから痛みなし。

なんか、これ、どうってことないんじゃないかな…と思い始めるも

とりあえず受診してこーい!といろんな人に言われるのでそのまま本日受診。




呼ばれて診察室に行くと「あれー、予約入ってたっけ?」

とりあえず経過を説明するが、痛みもなくなったから何でもないかも・・・モゴモゴ。

ここ、ここ、ととりあえず胸もみてもらう。

結果、乳腺組織で痛みは一時的なものだったらホルモンとの関係かな〜ということに。

そんじゃまた月末ね〜と




私は躯幹の皮膚が痒くなりやすくて、下着とか汗とか花粉とかいろいろな刺激で痒みが出る。

それでかゆーい!と掻くことが多くて、掻いてるついでに胸の状態をみることもある。

左のしこりは入浴時手で洗ってる時に「ん?」と見つけたのもあり

ついつい、気になるとしつこく触ってしまう。



そっちはそれでよかったんだけど

木曜日の朝からとっても気持ち悪かった。

水曜日の夜は確かにたらふく食べた。

でも生ビール一杯しか飲んでないし

そもそも二日酔いになったことがないので(なるほど飲めない)

朝から気持ち悪いなんて…なんだろ、食べすぎかなぁ…と思っていた。

家を出る前にうおぉぉ気持ち悪いと一口吐いたらすっきりしたような気がしたので

そのまま仕事へゴー。

仕事に行ったものの寒気、頭痛、倦怠感で使い物にならず

夕方早々に帰る。だめだ、歩けないとタクシーにも乗った。

朝から何も食べられず。(昨日たらふく食べたけど)

帰ってからお粥をちょっとだけ食す。

寒くて熱を測ってみるけど、まだ熱なし。

そのまま1回ぐーーーと寝て、あちいな!と目を覚ます。

あら、38℃。超頭痛。

なんだか、この感じ最近味わったんですけどぉぉ。

まさかまたインフルか?!

それにしても頭痛がするので、ロキソニン内服。

発汗→解熱→早寝コースへ。

朝、解熱したまま。お粥食べれる。

そんじゃ、今のうちに病院行ってこようと乳腺外科受診したのであった。

んもーーー!!いったいなんだったんだ。

胸のしこりも、熱もーー!

しかも今日は焼き鳥会の予定だったのにワシのせいで延期だよう(T-T)



桜は今がみごろですね−。
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@病院前

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